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ほうれい線はどうしたら薄くなるの?改善のポイントとは

鼻の両側から口元に向かって伸びているほうれい線は、顔の印象を一気に老け込ませてしまう困ったしわです。

顔の絵にも、このほうれい線を描くだけで老婆の顔へと変身します。年齢とともに気になってくるほうれい線ですが、どうすれば薄くすることが出来るのでしょう。

ほうれい線とは・・

目尻の小じわやシミなど加齢による肌トラブルはたくさんありますが、中でもほうれい線は見た目年齢を一気に上げる怖いしわです。

鼻の両側から口元に向かって八の字のように伸びるしわがほうれい線で、30代くらいから気になり始める人が多いようです。そのまま放置しておけば年齢を重ねるごとにどんどん深く目立つようになっていきます。

ほうれい線は、目尻などに出来るしわのように固定化されたしわではありません。ほうれい線は、さまざまな原因で重力に逆らえなくなった頬が垂れ下がるたるみによって発生する境界線のようなものです。

加齢による肌の弾力低下がほうれい線の原因!

ほうれい線が年齢とともに目立つようになってくるのは、加齢により肌の弾力が低下してしまうからです。

若い頃には、頬にもハリや弾力がありふっくらとしていてほうれい線なんてありません。

この弾力のある肌の元になっているのがコラーゲンやエラスチンです。

コラーゲンやエラスチンは肌の土台を作っている真皮層で生成されているのですが、これが加齢や長年の紫外線による影響で減少していきます。そうすると肌の弾力が失われ、ほうれい線が出来やすくなります。

ハリ弾力のある若い肌であれば、多少のことではしわが出来ることはありません。しかし弾力が低下した肌は、一度出来たしわがなかなか元に戻ることが出来なくなり、ほうれい線を刻みどんどん深くなっていくのです。

表情筋の衰えもほうれい線の原因に!

頬には表情筋と言われる筋肉があるのですが、これが衰えることもほうれい線の原因となります。

頬の筋肉である表情筋が衰えると、頬がたるみほうれい線が目立つようになります。ほうれい線に関係している表情筋は、イーと発音した時に使われる筋肉で、ここが衰えるとほうれい線が刻まれます。

どこの筋肉でも使っていないと衰えていきます。日常生活で顔の筋肉はほとんど使われていないので、意識して表情筋のストレッチなどをしないとどんどん衰えていきます。

骨格の歪みもほうれい線の原因に!

一見関係がないように思えますが、骨格の歪みもほうれい線の原因になっています。

長時間のデスクワークをしていると猫背になったりと姿勢が悪くなりますが、そうすると顔の筋肉を上に引き上げる筋肉が低下してほうれい線が目立ちやすくなると言われています。

皮下脂肪の多い人は要注意!

頬に皮下脂肪が多い人も要注意です。

皮下脂肪は真皮層にダメージを与えるのでコラーゲンを束ねているエラスチンがバラバラになり、肌の弾力が低下してしまいます。

また脂肪細胞は、遊離脂肪酸と言われる肌に悪影響を与える物質を作り出すので、これがコラーゲンやヒアルロン酸の生成を低下させてしまいます。

皮下脂肪が多い人はたるみやすくほうれい線も出来やすいので、食生活などを見直して皮下脂肪を溜めないようにしましょう。

スマートフォンがたるみやほうれい線の原因に!

スマートフォンを誰もが持つ時代となりましたが、このスマートフォンがたるみやほうれい線の原因となります。

スマートフォンでゲームをしたりアプリを見たりと長時間くぎ付けになっている人も多いですが、この時の姿勢が問題です。

猫背や首猫背と言われる姿勢が肌に悪影響を及ぼしてます。首が背中よりも前に出て頭も前に突き出した状態が首猫背です。

この姿勢を続けていると、頭の後ろにある筋肉と首の前にある筋肉とがお互いに引っぱりあうことになりなります。そうすると頬の筋肉は、下から引っ張られるような状態になるのでたるみやすくなります。

また猫背は、身体の代謝も低下させて栄養分が全身に巡らなくなるのですが、これも顔のたるみにつながります。

ビタミン不足やストレスもほうれい線につながる!

肌の弾力やハリの元になっいるのがコラーゲンですが、このコラーゲンを作るのをサポートしているのがビタミンCです。

年齢とともにコラーゲン量が低下していくのに、さらにビタミンCが不足すればコラーゲンも低下して肌の弾力不足が加速します。

強いストレスや喫煙はビタミンCをたくさん消費してしまいます。ストレスも喫煙も美肌の大敵です。ストレスは溜め込まないようにして、タバコを吸う人は健康のためにも禁煙しましょう。

睡眠不足もほうれい線には悪影響!

睡眠不足が続けば、肌のターンオーバーを乱してしまい、肌老化を促してしまいます。

睡眠は日中のダメージを回復させる時間です。健康な身体と肌のためには十分な睡眠が必要です。

肌のゴールデンタイムと言われる22時から深夜2時までは最もターンオーバーが活発になると言われており、この時間に睡眠をとるのが理想的とされています。

22時までに寝るのが難しくても日付が変わる深夜0時までには就寝しておきたいですね。

肌の弾力低下を防ぐためには・・

ほうれい線を予防したり薄くするためには、肌の弾力が低下するのを防ぐ必要があります。真皮層でのコラーゲンの生成を促進させることが重要です、そのためんは栄養バランスの良い食生活や良質な睡眠を心がけることが大切です。

先ほど紹介したコラーゲン生成のサポートをするビタミンCの他に、抗酸化作用の高いビタミンEやビタミンAも積極的に摂りましょう。

スキンケアからも肌の弾力を高める成分を補給しましょう。ビタミンC誘導体やレチノールなどが配合された化粧水や美容液を選ぶのがおすすめです。

真皮層のコラーゲンにまでダメージを与える紫外線対策も欠かせません。日傘やUVクリーム、帽子などで紫外線対策も普段から心がけましょう。

表情筋の衰えを防ぐためには・・

全身の筋肉と同様に顔の表情筋も使わないと衰えていくので、手軽にできるエクササイズで表情筋の衰えを防いでいきましょう。

口を閉じたままで舌をぐるぐると回すベロ回し体操は手軽に出来ておすすめです。歯の表面を時計回り舐めるような感じでゆっくりと回します。3回くらい時計回しにゆっくりと回したら、今度は反対にと交互に行うと良いでしょう。

お箸を使ったエクササイズもあります。お箸に上下の唇をつけたまま加えてそのままキープします。さらに口角だけを上げて微笑みながらキープします。

表情筋は笑うと良く使われるので、このようなエクササイズもしながら日常的に笑うように心がけると良いでしょう。

皮下脂肪対策や猫背の改善も大切!

顔の皮下脂肪対策には、リンパマッサージがおすすめです。マッサージ用のクリームをたっぷりと顔全体に塗って、目や口、おでこ、頬を左右対称のマッサージします。最後は耳の前から首筋を通って鎖骨に流します。

スマホやパソコンなどのデスクワークの際の猫背も改善してきましょう。スマホは長時間続けて利用するのを避けたり、デスクワークの際には姿勢がまっすぐになるように姿勢改善のチェアを利用するのも良いでしょう。

椅子の腰かけ部分にクッションを一つ挟むだけでも姿勢がまっすぐになるのでおすすめです。

ほうれい線は、加齢や紫外線による弾力の衰えや表情筋の衰えなどでどんどん深くなります。

紫外線対策やエクササイズ、良い姿勢などさまざまな角度からのケアが必要ですが、簡単に出来るので続けてみましょう。

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